2021.10.13wed RELEASE
than 3rd FullAlbum [freed]

2018年5月1stフルアルバム「蚕 –KAIKO-」のリリース以来、EMERGENZA JAPAN 2018優勝、世界大会7位受賞以降、全国ツアーや台湾公演等精力的に活動を続けていたthan。そんな中、コロナ禍においてライブ活動の制限等バンドとしても苦境に立たされた。その苦しみからの解放と、そしてなにより、コロナによる全世界的な制限からの解放を願い「苦しみからの解放」というテーマをもって「freed」というタイトルのアルバムを制作、今回のリリースに至る。今年に入り完成させた新曲5曲の新録と、ライブで好評を得ている曲の中から厳選した5曲の再録をもって10曲入りのフルアルバム。全国流通のアルバムとなり、同時に配信サイト、サブスクリプションの配信も敢行。現体制になってから初のフルアルバムであり、密度の濃いライブを繰り返してきた一旦の集大成となるアルバム。各楽曲から感じられるライブ感、そしてアルバムならではのアプローチも凝縮した一枚。この時期ならではの必聴盤だ!

than 3rd FullAlbum [freed]
全10曲 定価2,200円(税抜2,000円)
01. demonstration 02. good night 03. 十戒 04. see line 05. mischief 06. ゼカイゴカイ 07. baptisma 08. 終の空 09. nature 10.デイリー

全国のCDショップ、amazon等オンラインショップ、thanのライブ会場にて販売

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発売に先行してMusicVideo公開!

リリースに先行してアルバム1曲目[demonstration]のミュージックビデオを公開。現実世界から一気にパラレルワールドに引き込まれるような作品。

Review...

リリースに先行して、各音楽関係者、ミュージシャンからレビューをいただきました。
(順不同、敬称略)

thanに捧ぐ

他の誰にも似ていないthanの音楽を聴いて感じるのは、セロニアスモンクを聴いた時の「懐かしさ」と同質のものだ。それってもしかしたら縄文人の遺伝子が共鳴してるっていう意味じゃなかろうか、と思うわけです。

森島映(AUX)

thanはさぼらない。

研鑽・研磨を職人のごとく、常に自らに厳しさを課しひたすら繰り返し磨きをかけ続けていることが既発曲の再録でもわかるし、今の5人で音を出す理由みたいなものがきっちりと銀盤に込められている。 「十戒」や「ゼカイゴカイ」のような疾走感あふれる曲はぶっといグルーヴで持っていかれるし、「終の空」のようなじんわり暖かく染み渡るような曲には厳しさも優しさも込められている。 個人的にも思い入れのある「nature」から最後の「デイリー」の流れはキタさんのボーカルにもmakoちゃんの咆哮にも分厚いバンドの音にも鳥肌が立つ。 一朝一夕ではできない、決してどのような状況でもさぼらなかった今のthanだからこそのアルバムが届いた。
この先もきっとthanはさぼらない。
このアルバムを聴けばわかる。

高垣 紀宏(KOH-GEN RECORDS 代表 / ヒカリノミナモト 主催)

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正直言いましてとても聴きやすいアルバムとは言えません。
しかしそれはthanという進化し続ける生き物の重み、深みが凄いからです。

少し覚悟して聴いて頂きたいです。
1曲目から10曲目まで通して聴いてみて下さい。
聴く前の自分の世界とは景色が変わると思います。浄化された感じがすると思います。

この感覚、たくさんの人に体感してもらいたいです。

テコ(JACKSTRAW)

今までのthanとリリース後のthanに大きな違いが生まれるわけではないと思うけど、ひとつの通過点としてこのアルバムがあると思う
メンバー全員も、もちろんだけど、バンマスのキタさんはバンドに対してとても貪欲で、ライブのたびに、または生活の中でもバンドを進化させているように見える
過去のアルバムに収録されている曲目が4曲入っているけど、どれも全く違う聞きごたえになっている
これが最新のthanの音
もっと言うなら次のライブの音が最新の音
だからこのアルバムは通過点なのかなと
様々な思いをして今の形にたどり着いたので、過去を飲み込み、解放して、今後は更におもしろい風景が見られると思う

柾(アカマサ / ダンサー / YouTube than channel [talk and get drunk] MC / thanスタッフ)

キタ君は器用なタイプではない、
むしろむっちゃ真面目な人である。
それは彼のギターを聴けば分かります。音作りやフレーズ、彼が希求してきたギターそのものじゃないでしょうか。多分自分の思い描いたイメージに凄く忠実に練習して表現しようとしてはるんやと思います。

同じようにthanほど真面目に曖昧な定義たるオルタナティブというジャンルに拘って取り組んでいるバンドも珍しいのではないでしょうか。メンバーの編成が最早オルタナです。そもそも言葉からして曖昧過ぎて本質すらよく分からないオルタナティブミュージック、実はこれです!と提示しようとしてはります。オルタナティブ中のオルタナティブを目指してはるのかな、オルタナ中のオルタナって何でしょうか(笑)けど決して聴きにくい音楽では無いです。良い音楽ってエゲツない事をやっていてもちゃんとポップにも聴こえます。thanもそうです。

さて今回の新作です。コロナで少し間が空いたとは言え、2年と空けずに新作を出すこのあたりも真面目で素晴らしいです。
内容も最近ライブではお馴染みの定番曲に新録曲を散りばめテーマを持たせて上手く作品としてパッケージされています。曲順も良いですね。thanの今が詰まったアルバムやと思います。是非聴いてみて下さい。

瀧井豊治(扇町para-dice)

いつも笑顔で苛立ちと悲しみを背負い続けてるのにやっぱり優しいやんか。解放されたのかどうか。この十章で気づかされるって事なんだな。

安井淳(扇町para-dice、NeeU、まろく、ベロニカ)

再生したらにやけてしまったのです。

thanのライブは轟音の中にありながらとても静かな場所にいるような感覚になるのだけれど、音源聴いてるだけなのになんだか目の前でライブを見ているみたい。それでいてライブでは聞き取れない細部までちゃんと表現されているなんて。これってなかなかすごい。

そんなわけで再生したらにやけてしまったのでした。
名盤の気配。
気配ムンムン。

山口進(夜ハ短シ)

J-DEEP。
その真髄を体感したければ必聴のこちら。
重く息苦しい音の渦の中に希望があります。
それを見つけて下さい。

カヤマテッペイ(扇町para-dice)

歌詞を言葉として受け取ることが大の苦手な僕にはキタさんの言葉はいつも難しい。
でもそんな僕にも分かる音がちゃんと聴こえてくるのは彼の人柄や優しさからでしょうか。いや、僕みたいなやつら以外への意地悪とも言えるのか。
近いような遠いような、簡単にひっくり返る表と裏、内側にあるものと外側にあるもの、夢か現実か。たぶんキタさんニッとわろてはるんやろなぁ。

そんなことを考えていると1時間足らずの夢から覚めて、干しっぱなしの洗濯物のことを思い出したのでした。

山中ジョンジョン尚之 (ダイバーキリン / cafe, bar & musicアトリ)

than「freed」

「さあ、観念の話をしようか」と言われた気がする。
土砂降りのあとケロっと晴れた夕方みたく
予測できない展開に戸惑い、そして
抵抗しても無駄、委ねてしまおうと思えてくる。
なんだか取るに足りないことがとても愛おしくなる。心の深みに訴えかけてくるアルバム。

小原未樹

とても大きく美しいなあ
地球上にある木や石や鉄
そんな存在が混在している音
表現という呼吸とか鼓動がある
そんなアルバムだと思います

大きな音像の激しく歪んだギターも
歌が持つ言葉を包み込んで昇華していく

対照的にウッディな管楽器が物語を描いていく

大きなビートが音楽の鼓動を作り上げていき
声の倍音がそのストーリーの色彩を広げていく

都会のような、森のような
日頃僕たちの周りにあるものたちを
このthanというバンドが掘り下げると
このような音になるんだな

宮本章太郎(nayuta)

森で聴くことをオススメしますし、
聴くと森に行けます。

佐藤麻里(ハイファイコーヒーズ Vo.)

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alternative rockband [than] とは

N clarinet 赤子 dance melodion cho. キタ g.vo. mako vo. voice cho. Sho dr. L→R

2011年結成。幾度かのメンバーチェンジを経たのち、コンテンポラリーダンス、クラリネットといった要素を取り込んだ現在の形になる。2018年、世界最大のバンドコンテスト「EMERGENZA JAPAN 2018」にて優勝、日本代表としてドイツで実施された世界大会に出場、7位の成績を収める。2019年台湾にて行われた野外フェス「BEASTIE ROCK FES.」では初出場にしてメインステージでの演奏を果たす。また、2019年3月大阪アメリカ村CLAPPERにて行われたワンマンをソールドアウト、11月大阪の心斎橋JANUSにて行われたワンマンでは、ライブ中にメンバーチェンジを行うという前代未聞の体制変更を行った。関西を中心に全国、台湾など海外にて精力的にライブを行っていたが、コロナ禍においてライブ活動にも制限を受ける憂き目に。その中でも配信などを通じて可能な限りの活動を行っている。
オルタナティブの曖昧な定義に対して、常にオルタナティブの真価を問い続けるオルタナバンド。

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